名古屋市名東区藤が丘駅前のわたなべメンタルクリニック
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2020年
12月
皆さん、こんにちは。
遅くなりました。忙しくしていてクリニック通信を失念しておりました。
今年最後のクリニック通信、三句です。
クリ通を忘れるくらい師走かな
12月はやぶさ2ツーは再出発
忘年会今年はなしよピアノ弾く
俊之
2020年
11月
皆さん、こんにちは。あっというまに11月になりました。
コロナに振り回された1年でしたね。
寒くなってきました。どうぞ、寒さ対策もお気をつけください。
今回も三句です。
この年は11月の疾きこと
令和2年コロナ禍のなかで
短日や診察室の外は闇
冬の空じっと眺める人の世を
俊之
2020年
10月
皆さん、こんにちは。
10月になりましたね。
今年はコロナの俳句ばかりになってしまいましたが、ようやく今回、解放されました。
「そぞろ寒」、「良夜」、「名月」で三句です。
書を讀みて独り呑む酒そぞろ寒
あの人も同じ月見る良夜かな
名月は心の井戸の底の底
俊之
2020年
9月
皆さん、お元気ですか?
9月になりました。暑さはまだ続き、コロナも油断できないですね。
ひきつづき、どうぞお気をつけください。
今回は「9月」「青芒あおすすき」「蟲の聲」で三句です。
青芒あおすすき」だけは夏の季語ですが。
もう9月コロナで季節感喪失
青芒あおすすき遠出は父の葬儀のみ
コロナ禍に蟲の聲聴く世界とは
俊之
2020年
8月
皆さん、こんにちは。
だいぶ遅くなりましたが、8月のクリニック通信です。
コロナ禍に加え、この暑さ、皆さんも辟易していることでしょう。
この暑さで三句です。
用足しに部屋出る度の暑さかな
酷暑下の街の白さの極まれり
炎昼はなおさら無人コロナ忌み
俊之
2020年
7月
皆さん、お元気ですか。
すっかりステイホーマーとなった私は、自宅で独りピアノなどを弾いてすごすことが多くなりました。
皆さんは、いかがですか?
朝曇あの本ここにあったはず
ショパン「前奏曲集」の解説本が見当らず
夕立や傷めた指でショパン弾く
ショパン「前奏曲集」のうちNo.24終曲ニ短調を久しぶりに弾いてみる
七月や独り奏でる夜想曲
コロナ自粛で久しくピアノを聴いてくれる人もなく
俊之
2020年
6月
皆さん、早いものでもう六月ですね。
季節の移り変りをゆっくり味わうことのできない今日この頃ですが…
今回は、梅雨入りついり、六月、鯖で三句です。
ティーツリー焚かぬ日は無し梅雨入りついりかな ※
六月や緊急事態宣言解除
知り合いととんと御無沙汰子鯖食ふ
※ティーツリーとは、当院で使用している、新型コロナ対策用のアロマの一種。
俊之
2020年
5月
皆様、まだまだ大変な状況がつづきますが、いかがお過しでしょうか?
今のコロナ禍は戦争にもたとえられますが、そんなとき、一瞬でしたが、かの太宰治の太平洋戦争中に書かれた「津軽」の最後の一節が脳裡をかすめました。
ちょっと、引用してみましょう。
「まだまだ書きたい事が、あれこれとあつたのだが、津軽の生きている雰圍氣は、以上でだいたい語り盡したやうにも思はれる。私は虚飾を行はなかつた。讀者をだましはしなかつた。
さらば讀者よ、命あらばまた他日。元氣で行かう。絶望するな。では、失敬。」

さて、今回は忌日季語を使って三句です。
デュファイなど家で聽くべし五月忌さつきいみ
修司忌やマスクをつけて「ペスト」讀む
時は今日本の岐路や信長忌
俊之
2020年
4月
皆さん、こんにちは。
4月になりました。コロナはまだ終熄する気配がみられません。
どうかご用心を。桜で三句です。
ウイルスに我関せずと櫻咲く
飲み会の中止相次ぐ櫻かな
ひっそりと櫻を愛でる人二三
俊之
2020年
3月
皆さん、こんにちは。
新型コロナウイルスの影響がまだまだつづいていますね。
感染の勢いにブレーキがかかることを祈るしかありません。
三句、詠みました。
肺炎の蔓延日本春浅し
吊革に触れぬ日々や春寒し
村上鬼城 世を恋うて人を恐るる余寒かな をもじり
世を恋うてコロナ恐るる余寒かな
俊之
2020年
2月
皆さん、遅くなりました。2月のクリニック通信です。
世間は連日、新型コロナウイルス 肺炎の話題でもちきりですね。
皆さんもどうか、お気をつけ下さい。今回は、そんな話題で三句です。
冬の日や新型肺炎ラプソディ
肺炎の騒ぎをよそに山眠る
風邪のもともとの住処に戻れかし
俊之
2020年
1月
皆さん、あけましておめでとうございます。
今年も、皆さんにとってよい年でありますように。
さて、では年末と新年をめぐっての三句といきましょうか。
名古屋市美術館カラバッジョ展十二月十五日まで
カラバッジョ展終りて至る年の暮
元旦や朝のテレビの三番叟ばそう
年賀状来ぬ人を待つ寂しさよ
俊之