名古屋市名東区藤が丘駅前のわたなべメンタルクリニック
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2012年
年の瀬
皆さま、早いものでもう今年も過ぎゆきますね。
一年間、今年もなんとか年を越せそうです。
いろいろな立場や状況の中に人はそれぞれ置かれているわけですから、
軽はずみなことは言えませんが、それでも、来年が皆さまにとって、
よい年であることを祈っております。今年一年、本当にお世話になりました。
さて、年末にちなんだ俳句を三句。
亡き母の颯爽たる冬帽子
クリスマス汚れちまった悲しみに
あの人もまた逝きしかな大晦日
俊之
2012年
12月
12月になり、にわかに寒くなりましたね。
しょうが湯などを飲み、風邪をひかないようにしましょう。
さて、今回は12月にちなんだ俳句三句です。
「忠度(ただのり)」に涙する娘(こ)や十二月
大通りつらぬく銀杏落葉かな
聖夜まつ風邪こじらせる日もありて
俊之
2012年
11月
朝夕ようやく肌寒くなってきましたね。
日も短くなり、冬へと向かっている感じがする今日この頃です。
自宅の金木犀の花が咲き、よい芳香を放っています。今回は金木犀にちなんだ三句です。
木犀の闇に匂える帰宅かな
ガレージの屋根にぶつかる金木犀
もくせいの一輪ざしを受付に
俊之
2012年
10月
皆さま、こんにちは。10月になりましたね。
ようやく朝夕涼しさが感じられるこの頃です。
9月は奈良で学会がありましたが、興福寺の宝物館で夜間拝観していたので、行ってきました。
ひさしぶりの阿修羅像でした。そんなことも含め、秋にちなんだ三句です。
秋の夜の阿修羅の像の嚇(あか)さかな
秋彼岸にわかにバッハ弾く気分
群れなして今にも飛ぶか彼岸花
俊之
2012年
9月
9月になったのに、まだまだ暑い日がつづきますね。
しかし着実に秋めいてきているようで、先日、うろこ雲を見、ゲリラ豪雨の積乱雲から少しずつ季節が変わってゆくのを実感しました。
今回は、そんなことも含めた俳句三句です。
ハワイより写真のメール夏の果て
積乱雲通りに人の姿なし
たこ焼きの焼ける匂いやうろこ雲
俊之
2012年
8月
全国の天気予報の予想最高気温を見るたび、名古屋の暑さにひるむ毎日を送っています。
オリンピックもはじまってちょっと生活のリズムも乱れ気味でしょうか。どうか皆さんも、気をつけてください。
今回はそんなわけで、夏の暑さにちなんだ季語を選びました。
盛夏来てハングル文字のソウルかな
炎天に立つ托鉢の尼僧かな
ラグタイム脊髄反射の極暑かな
俊之
2012年
7月
皆さん、こんにちわ。7月に入ってもまだ梅雨空がつづきますが、
梅雨が明けたら明けたで暑い夏が待ってますね。政治の情勢と同じように、
天候も不安定なので、皆さんもお体には気をつけてください。
今月も三句俳句を作りました。
梅雨明けや栓抜くワイン見つくろう
腹の立つこと多き世や新茶飲む
短夜(みじかよ)にいやます早朝過覚醒
俊之
2012年
6月
このあいだの金環日食につづいて今月は金星の太陽面通過がありますね。
今年は天体ショーが多く、わくわくします。日食のときは長時間、ガラス越しではありましたが、太陽を見つづけてしまって、おそらく目を傷めてしまったこと後悔しています。今度は気をつけます。
さて、今回の三句です。
太陽に金星の影(かげ)芒種かな
スコールの怪しき雲や猫の糞(ばば)
夕焼けの立ち話中に消えゆけり
俊之
2012年
5月
さて、待ちに待った連休も終わってしまい、また日常が戻ってまいりました。
連休のため、5月のクリニック通信をお出しするタイミングが遅くなってしまいました。
お詫び申し上げます。さて、菫、すみれ草、パンジーなどは春の季語ですが、今回は、クリニックのロゴにもなっている「すみれ」特集です。
パンジーの顔それぞれに夜が明ける
一輪で夜の嵐の菫かな
すみれにはすみれの強さゲーテ読む
俊之
2012年
4月
皆さん、こんにちわ。4月になって3日の火曜日のメイストームという嵐はすごかったですね。思わず、俳句にしてしまいました。それから後、寒い日もありますが、穏やかになっていけばいいなと思っています。
今月は桜にちなんだ三句です。
初花の嵐に耐へる強さかな
さくら咲くもっと光をもらうため
夜桜や妖しき街に猫一匹
俊之
2012年
3月
3月になりましたね。皆さん、いかがおすごしでしょうか?
昨年の3月から一年ですね。わたしは、本来、9月1日の秋の季語「震災忌」を、
勝手に3月の春の季語といたしました。鎮魂の意味を込めました。 それを含ませ、以下3句です。
澱んだ世吹き飛ばすのは誰安吾の忌
「ヨブ記」読み黙するのみや震災忌
受験期の母のパワーに感服す
俊之
2012年
2月
さて皆さん、2月になって本格的な寒波となりました。
インフルエンザもマイコプラズマ肺炎についで流行ってきました。
うがいや手洗いなど、予防に気をつけてください。生姜もいいですよ。
すりおろして紅茶に入れるとか。さて、寒い冬の季語の俳句、三句です。
短日や日向は長く部屋に射す
「大鴉」読まずに眠る冬の夜
寒暁(かんぎょう)に想い着いたる詩を記す
俊之